歯科で治療する虫歯以外の病気とは
- 2017.06.27
- 歯科
【気を付けておきたい口内環境と病気】
歯磨きをしっかりしているつもりでも、歯ブラシが届かず
磨ききれない部分が出てしまうことは多くの人にあると思います。
定期的なクリーニングが行われていなかったり、
年齢による歯ぐきの耐久性の問題など
さまざまな影響によって、口内の病気は起こります。
歯の病気ってどんなものがあるのでしょうか。
一般的によく聞く病名について見ていきましょう。大和 歯科
◇歯周病
ひとくくりでこう呼びますが、細かく分けると歯肉炎/歯周炎/咬合性外傷と、
いくつもの種類があります。
シンプルに説明すると、
細菌によって歯ぐきや歯を支える歯槽骨といった組織が壊れてしまう病気です。
進行すると、歯がぐらぐらになり抜け落ちてしまう危険があり、
生活習慣の影響が大きいといわれます。
◇歯槽膿漏
まさに上記の歯周病が進行した状態のことをいいます。
歯周病という言葉よりも一般的には馴染みがあるかもしれません。
早ければ40代からはじまり、高齢者の多くにその症状が見られます。
主な症状は歯の組織が完全に破壊されて、歯ぐきがぶよぶよしたり膿んで出血したりと
症状が顕著に出てきます。またこの病気をしっかり治療しなければ、
口臭がひどくなったりと日常生活にも大きな支障が出ます。
◇知覚過敏
虫歯ではないのに、冷たいものや熱いものを食べたときにひどく歯がしみる症状です。
ほかにも、酸味のあるものや風が歯に当たっただけでもキーン!
またはズキン!とした嫌な感覚になります。
痛みやしみる感覚はずっと続くのではなく、一時的なものですが、
それでも飲食のたびに感じるのはかなりのストレスです。
◇歯髄炎
歯髄(しずい)とは、いわゆる歯の神経組織のことです。
何もしないのに歯がズキズキする、脈に合わせて痛む、ものを噛んだ時に不快な痛みがある。
このような症状の場合は、歯髄炎が疑われます。
歯髄には脳に刺激を伝える神経や無数の毛細血管が集まっています。
そこで歯のエナメル質(表面)が何らかの刺激で削られていくと、
象牙細菅(ぞうげさいかん)と呼ばれる歯髄につながる穴が露出されるようになります。
この穴から冷たいものが入り込むとあのひどくしみる感覚やズキズキした痛みとなるわけです。
これが先に述べた「知覚過敏」です。
歯髄炎は、この象牙細菅の穴から細菌が繁殖して炎症を起こした状態のことをいいます。
【まだある!いろいろな歯の病気】
上記は代表的な口腔内の病気ですが、ほかにもさまざまなお口の中の病気が存在します。
ドライマウス、歯根嚢胞(のうほう)、インプラント周囲炎、
智歯(親知らずのこと)周囲炎、舌痛症などといった、あまり聞きなれないけれど
病名の漢字から、おおよそ症状の予想がつくものもあります。
いずれの場合も、大きく影響しているのが口内の衛生状態の悪さであったり、
ストレスや内臓疾患に関わる場合もあります。
または薬の副作用が影響していたり、加齢によるものであったりもしますので、
自己判断は危険です。
歯を強く磨きすぎたり、反対に磨き残しが多くてもトラブルになります。
理想的なのは定期的なメンテナンスとして歯科医院で検診を受けることです。
日々の生活の中で「あれ? いつもと違うな」と感じたら
未然に防ぐためにも早めに受診しましょう。
詳しい情報はこちらも参考にしてみてください⇒ 大和 歯科
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